■ サイン 名前 署名 Sign Signature  ■

平成17年05月14日(土) 04:50pm (NZ time)

こんにちは、みなさん。
今日のオークランドは、どんよりとした重苦しい曇り空です。
恐らく後でパラパラと降ると思います。
降るのは、お金ではありません。
雨です。

あなたは、外国へ行って、何かの書類にサインする時、どんなサインをしますか?
英語でサインしますか?
それとも日本語でサインしますか?

実は、私のこの質問は、変です。
何故かと言うと、サインに日本語も英語もへったくれも無いからです。
サインの事を英語では、Signatureと言います。
Signの名詞形です。
Signとは、印とか看板とか兆候と言うような名詞の意味もありますが、「サインする」と言う動詞の意味もあります。
「サインする」と言う意味の動詞「Sign」の名詞形が「Signature」です。
日本語で敢えて言うならば、署名に成りそうですが、実は署名は、サインではありません。
サインの概念(ハイカラな言葉で言うとコンセプト)をここできちんと押さえて置きましょう。

サインとは、本人を証明する為に書く(描く)印です。
その人にしか書く事のできない印がサイン = Signatureです。
ですから日本語とか英語とか何々語と言う言語には関係ありません。
何故なら、サインは、言葉ではなく印だからです。
自分だけにしか書けない印です。
言うまでも無く直ぐ真似されるようなサインでは意味がありませんので、各人が独自にサインを自分なりに作ります。

実は、日本には、サインの習慣がありません。
日本では、本人を証明するのは、サインではなく判子です。
正確に言うと、昔、一部の人々の間でのみ、日本でもサインがありました。
大名などが使っていた「花押(かおう)」がそれです。
一般の武士も花押を使っていたのかどうか定かではありませんが、私の推測では、恐らく大名水準の特権階級のみが使っていたと思います。
例えば、信長が因幡の国を明智光秀に安堵すると言う書類を作った場合、必ず花押を書きます。
花押が無ければ、信長の意思かどうか証明できないからです。
花押は、将にサインそのものでした。

日本人が混同するのは、名前を書くこととサインする事です。
我々には、サインすると言う習慣が無いので当たり前と言えば当たり前ですが、海外で間違いを犯さないように今回ここできちんと憶えて下さい。
名前を書くのとサインする事は、違います。
名前を書くことと署名すると言う事は、ほぼ同じだと思います。
やはり、署名とサインは、違う事になります。
でもサインに相当する和訳が署名以外に無いと思います。
これもサインの概念を正確に理解していない為に起こった誤訳だと思います。
サインの和訳は、「署名」ではなく、「花押」とすべきだったと思いますが、時既に遅し。

例えば、私が郵便局へ行くと日本からEMSで書類や小包が届いている事があります。
それを受けとる時、必ず、こう言われます「Please sign here and print your name.」と。
「ここにサインしてあなたの名前も書いてください」と言う意味です。
Printと言うのは、活字体で名前を書くと言う意味です。
サインは、滅茶苦茶な印もありますから、名前とセットにしないと誰のサインか判読不能になるからです。
但し、サインだけつまり名前なしの場合も結構多いです。
サインだけの場合は、誰のサインか分かりませんので後で追跡調査できなくなります。
ですからきちんとした追跡調査体制を整えている組織では、受領書には、サインと名前の両方を書くようになっています。

西洋社会でサインは、自分の名前を元にしてそれを変形させるのが一般的です。
ですから西欧人のサインは、アルファベットで書かれた自分の名前を元にしている事が多いです。
しかし、サインからその人の名前を判別する事は、ほぼ不可能な事が多いです。
ですから、必ず名前も一緒に活字体で書く必要があります。

そうすると我々の場合、サインを作る際、どうしようかと考えた時、直ぐ思い浮かぶのが漢字で書いた場合の自分の名前か或いは、ローマ字で書いた自分の名前だと思います。
どちらを元にしても良いのです。
或いは、ミミズの這った後のような線形でも良いのです。
但し、いつも同じ形に書けなければいけません。
そして、そのサインを何かの正式文書で照合できれば間違いありません。
我々のサインは、日本では登録する事はまずあり得ません。
日本の役所や銀行は、判子のみ有効です。
判子なんて簡単に偽造できるのに、危ないですね。
唯一のそれは、パスポート(旅券)です。
パスポートを取得するとき皆さんサインしないといけません。
あのサインは、ミミズの這った後でも良いんですよ。
何も漢字で書く必要はありませんし、ローマ字で几帳面に綺麗に書く必要もありません。
と言うか、几帳面に綺麗に書いた名前をサインとして使っていると危険です。
誰でも真似できるからです。
誰にも真似できない自分だけのミミズが一番安全です。
あっ!
サインの和訳は、「ミミズ」がいいかものはし・・・?


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by kiwidream1997 | 2005-05-14 15:11 | 英語 | Trackback | Comments(6)
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Commented by madray1 at 2005-05-14 18:34
私も最近EMSを利用して恋人に素敵なプレゼントを贈ったのですが、その時の郵便局の発送受付書類の欄には、「ご署名 Signature of sender」とありました。私がちょうどミミズが這ったような漢字で署名をし始めるや係員が「お兄さん署名はアルファベットでお願いします」と言いました、貴兄のお言葉通りでは別に漢字で書いても良かったことになるのでしょうか?もし、そうだったら私はその郵便局に出向いて間違った指摘をした係員にきつく教育を施してやろうと思います。
Commented by kiwidream1997 at 2005-05-14 19:07
madrayさん、
その郵便局の職員は、サインに対する認識を絵に描いたように間違っています。 仰るとおり、漢字で書いてもなんら問題はありません。 アルファベットと言う事は、サイン(Signature)ではなく名前を書いてくださいと言うことですね。 それは、間違いですので、郵便局へ出向いていってきつく教育してきてください。

因みに私は、こちらでは、判読不明なミミズの這ったような線形でサインして郵便局から書類を発送しています。
Commented by kajuboh at 2005-05-15 01:46
私はペン字検定3級をもってますが、ミミズ字かもしれません・・
Commented by CHEDS at 2005-05-15 09:49
今日の記事は解りやすい。
Commented by kiwidream1997 at 2005-05-15 13:03
かじゅちゃん、
ペン字検定3級って、凄いね。
ミミズ字にもっと磨きをかければ段も取れるかも知れません。
段を目指して精進してください。
Commented by kiwidream1997 at 2005-05-15 13:04
CHEDSさん
ありがとうございます。
私にとって解りやすいと言って貰うことが何よりも嬉しいです。
私のHPを読んでくれた皆さんもわかりやすいと言ってくれる人が多いです。
ありがたいことです。