心からの謝罪と深い反省

おはようございます、皆さん。
今朝はとても天気が良く暖かく気持ちが良い日だなぁ~と思っていたら今雨が降ってきました。でもお日様が日を注ぎながらの小雨で狐のお嫁入り風です。
もう直ぐ止むと思われます。
日曜の朝如何お過ごしでせうか?
平和で穏やかな日である事を願って居ます。

私は今日珍しく朝からインターネットニュース(New Zealand版)を読みました。
そこで今問題になっているFolole Muliagaさんの死亡事故の記事を読みました。
「Jenni Raynish: So hard to say sorry」
題名の意味は、「すみませんと言うのは非常に難しい」です。
Jenni Raynishさんと言う方はPR(Public Relations)コンサルタントをしている方だそうです。

しかしこの記事の内容は彼女に焦点を当てている訳ではありません。
企業が犯した過ちを世間に対して釈明する時の心構えについて言及しています。
2ページに渡るNZ Heraldの記事ですが読み進むうちに私は大きな衝撃を受けました。
以下に当該記事を載せます。
NZ Heraldの記事にリンクを貼れば簡単なのですが時間が経つと記事は削除されるので止めます。

Days after the tragic death of South Auckland mother Folole Muliaga,
the situation couldn't look worse for Mercury Energy.
Even the prime minister, a crisis management veteran, has joined in,
slamming the company's handling of the issue.
While the facts of what happened continue to be debated and disputed,
the mistakes that Mercury Energy has made in handling the issue are clear.
南オークランド在住のFolole Muliagaさんの死亡事故から数日経って、
Mercury Energyにとって状況はこれ以上悪くなる事は無い。
対処の仕方が間違っていたのは明らかだ。
(肝心な部分だけ抜粋して訳して行きます。多少の誤訳は勘弁ね)

Don't blame the victim (or their family)
For Mercury Energy to continue saying there is "some doubt about the circumstances" doesn't wash with the public.
The key circumstance is that Folole Muliaga is dead.
There's no doubt about that.
She was alive before the power was turned off and died after it was disconnected.
If Mercury Energy believes there are extenuating circumstances,
the time to share this is when they are confirmed facts,
not when they are speculations or suggestions.
被害者とその家族を非難するな
マーキュリーエナジーは「状況が分からない部分もある」と言い続けているがそれじゃ国民は納得しない。
肝心な事は同社が電気を止めた事でFolole Muliagaさんは死亡したと言う事実だ。

Don't keep changing your story
One day Mercury Energy is reported as saying that contractors do call in for guidance in situations where there's doubt - the next we hear they don't. At a Mercury Energy news conference, a company spokesperson says the contractor can't be expected to make medical decisions and, a moment later, Mercury Energy recounts a story where a contractor decides not to go ahead with a disconnection when a mother with a young baby says to do so would be very bad for the child. The public is left wondering what the rules around disconnections really are and whether they reflect a corporate culture that leaves unnamed contractors making life or death decisions on a whim.
言う事をころころ変えるな
Mercury Energyは委託業者がFololeさんのお宅を訪問し説明したと当初言っていたが、今度は説明に伺って居ないと言っている。

Don't start a scrap with the victim's family
Family spokesperson Brendan Sheehan says the power wasn't reconnected until many hours later. Mercury Energy disputes this. What could be the benefit to the company to argue about the timing of the reconnection? Perhaps Mercury Energy believes it will win points for taking action, but the public verdict is likely to be "too little too late".
犠牲者の家族と喧嘩するな
(この意味パキちゃんに教えてもらって解決)
家族を代弁しているBrendan Sheehanさんはその後も電気は何時間も接続されなかったと言っている事に対してMercury Energyは反論しています。 こんな事に執着して同社にとって何の得があるのか? (ちょっと寄り道です。頭の部分しか訳していませんが、この文節の最後にある"too little too late"の意味が分かりません。想像するに「余りにも遅すぎた対処を補うには余りにも不十分だ」と言う意味ではないかと思いますが如何でせうか?どなたかお分かりの方がいらしたら教えて下さい)

Avoid blame shifting
We've heard that the family had made part payments of their power bill and now know that this doesn't stop disconnection. We've heard there are notices you can get from hospital to prove to a contractor that your electricity needs to stay on for medical reasons, and we've heard that the oxygen machine was not "vital" but simply there to assist Folole Muliaga. Again, while these statements are true, the sad fact remains that the Muliaga family clearly didn't know any of this and it is doubtful whether many New Zealanders would either.
話をすり変えるな
被害者の家族は電気代の一部を支払ったと聞いているがこれでも電気は止められた。 病院から家族宛に通知が行き、患者にとって電気が必要と電力会社委託業者に証明できる。 また、酸素吸入機は必要不可欠ではなくFololeさんの補助になるだけだとも聞いている。 若しこれが本当なら、Fololeさんの家族はこの事実を知らされて無かったと言う哀しい事実だけが残り我々もそんな事を理解しているかどうか疑問だ。

Stay focused on the issue
Mercury Energy has talked about how codes of conduct have been developed to protect consumers and how the Privacy Act means they can't find out from hospitals which customers need electricity for health management. While all of this is true, it sounds like corporate spin. In the weeks ahead these issues can and should be addressed and maybe changes made to avoid this happening again. But now is not the time.
この問題をもっと考えよう
マーキュリーエナジーは、利用者保護のための行動規範が出来てきた経緯と、個人情報保護法がありどの利用者が健康上の理由から電気を必要としているか病院から知る事は出来ないと言っている。 これが本当だとしてもこれを議論するのは後だ。

Mercury Energy is not alone in mishandling its communications around a crisis. In fact, 2007 is shaping up to be the year of the corporate communications crisis.
Mercury Energyだけが問題処理を間違ったわけではない。 実際、2007年は企業の危機対応を改善する年だ。

In March, we witnessed the Ribena Vitamin C content crisis when GlaxoSmithKline was found guilty of false advertising. The company was fined more than $200,000.
3月にはRibena Vitamin Cの問題がありGlaxoSmithKlineは虚偽の広告を行ったかどで有罪になった。 同社は20万ドル以上の罰金を科せられた。

Their public response was, "We have been claiming that the blackcurrants in Ribena contained four times the Vitamin C of oranges. This may have misled you into believing that Ribena products contain four times the Vitamin C of orange juice products, which is not the case. In future, Ribena New Zealand will no longer be making this claim".
同社が我々に対して言った事は、「Ribenaブランドのブラックカラントにはみかんの4倍のビタミンCが含まれている。これにより当社は、Ribenaにはオレンジジュース製品の4倍のビタミンCが含まれて居るかのように間違った印象を与えました」。 将来はRibena New Zealandはこのような表記を行いません。

Another case of too little too late. Of course they won't be making this claim in the future, it would be illegal to do so, which is why they got fined in the first place.
これも対応の遅れを取り戻すには余りにも不十分なケースだった。 言うまでも無く同社は今後同様な表記は行わないし、そんな事をしたら違法になる。 それ故に、同社は既に罰金を科せられた。

A few weeks later, the Health and Disabilities Commissioner released a report confirming that two years ago, Capital & Coast District Health Board had failed "to provide safe and appropriate care for a very unwell patient (and that) in addition to the clear system failure, several individual doctors and nurses must accept responsibility for their failure to provide appropriate medical and nursing care".
数週間後障害者保険委員会は報告書を公表した。 それによると2年前首都圏及び海岸地方保険局は体制上の欠陥のみならず、重態患者に対して適切な処置を行わなかった。 数人の医者と看護婦(看護士)は適切な医療看護を行わなかった事に対して責任を取らなければならない。

Rather than denying or debating the detail, the chair of the board, Dr Judith Aitken, took the blame and said, "The Board takes full responsibility for the events leading up to the tragic outcome".
同保険委員会の会長、Judith Aitken博士は末節的部分を争ったり否定したりするのではなく、責任を取り「当保険委員会は、悲しい結果を招いた全責任を負います」と言った。

In her media statement she went on to say, "Capital & Coast District Health Board (C&C DHB) sincerely apologises to the patient's family for the loss of their loved one. We have contacted the family and have met to express to them directly our apologies and deep regret".
彼女は報道でこのようにも言って居ます「首都圏・海岸地方保険局(C&C DHB)は最愛の人を亡くされたご家族に心よりお詫び申し上げます。 当局はご家族に連絡しお会いし、直接深く反省し申し訳なく思っている事を伝えました」。

What sets this story apart is that Aitken said sorry. One little word that showed New Zealand that the board was taking responsibility and someone regretted what had happened.
この話が際立っているのは、Aitkenが謝った事です。 犯してしまったミスに対して責任を取り誰かが深く反省すると言った小さなひと言をニュージーランドに対して示しました。

Every day we see media and sporting personalities apologising for mistakes they have made, sometimes it's drug use, other times violent behaviour. From these cases it's clear that the public are prepared to forgive and forget. When an apology is made in a sincere way and remorse is shown, the debate ends and we all move on.
我々は毎日、マスコミ関係者やスポーツ選手が謝るのを見ます。 薬をやったり暴力的行いと言う過失だったりします。 これから分かる事は、心から謝り深く反省している姿勢を見せれば国民は納得し忘れ議論は終結しまた前に進めると言う事です。

Perhaps the key lesson from last week's tragic affair is this, New Zealanders expect businesses and business people to take responsibility for mistakes that happen.
先週の悲劇から学ぶべき事は、恐らくニュージーランド人は企業とそれに従事する人たちに求めるのは犯した過ちに対して責任を取る事だと思います。

For companies, continued "success" depends on public confidence. "Sorry" shouldn't be the hardest word.
会社が成功し続けるのは、国民の信用を得る事です。 「すみません」と言う言葉はそんなに難しい言葉ではないはずです。

*Jenni Raynish is the founder of the Raynish Group, a communications consultancy providing strategic communications advice to corporates in New Zealand and Australia.
Jenni Raynishさんは、Raynish Groupe創設者でNZと豪州の企業に広報戦略コンサルタントです。

私はこの記事を読んで感動しました。
特にJudith Aitken博士の言葉と行動は素晴らしいとしか言いようがありません。

日本でも企業が問題を起こした時にその対応に違いが出ますが、
殆どの場合は自己弁護に走ります。
西洋の場合はその傾向は更に顕著で謝る事は自分の過失を認め責任を取る事を意味します。
責任を取ると言うのは良く聞きますが抽象的概念で明確な形態は定まって居ません。
殆どの場合はお金による賠償責任になります。
それが嫌なので大抵は言い逃れをし自己弁護に走り墓穴を掘ります。
ゲスト執筆者として当記事を書いたJenni Raynishさんと言う人もその名前からして西洋人だと思いますがその人から心からの「謝罪と深い反省」について触れたのは驚きです。

これが企業に対する広報戦略のコンサルタントと言う商売柄から出た計算された言葉だとしたらちょっと引きますが、ただ西洋人も感情としては我々と同じと言う事です。
でも自分は関係ない第3者として客観的な立場にあると「心からの謝罪と深い反省」は企業が問題を起こしたら当たり前だと思うかも知れません。
しかし、問題は自分がその当事者になった時に本当にそのように出来るかどうかです。
天井桟敷で舞台を見ている時と自分が舞台に立った時は雲泥の差があります。
舞台に立った時に天井桟敷の客が期待するように振舞えるかどうか、普段から相当な徳を積んでおかないと出来ないと思います。

この記事を書き出したのは、NZ時間で昼ちょっと前でしたが、今はもう外は真っ暗です。
記事を読みながら翻訳するのに時間が掛かりまた途中で用事を済ませたりで3時間くらい中断しました。
今はもう夜の6時22分です。
明日は女王陛下の誕生日でNZは祝日です。
エリザベス女王2世の実際の誕生日が、6月4日かどうかは分かりませんが。
何故なら毎年6月の第一月曜日になってるので毎年ずれます。
今宵があなたに取りまして素敵な日曜の夜になる事を願って居ます。


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by kiwidream1997 | 2007-06-03 15:46 | こころ | Trackback | Comments(16)
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Commented at 2007-06-03 19:51
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kiwidream1997 at 2007-06-03 20:35
鍵米さん
ありがとうございました。
助かりました。
さすがですね、プロは。
Commented by kajuboh at 2007-06-04 20:09
おーーオツカレ様です!!
Commented by kiwidream1997 at 2007-06-04 22:56
かじゅちゃん
あのさ、 お疲れ様だけ・・?
読んだ感想とか英語の訳ここ間違ってるとかそんな反応ないの・・?
Commented by kajuboh at 2007-06-09 08:53
英語は読んでないの~(爆
Commented by kiwidream1997 at 2007-06-09 10:58
英語は読んでないの知ってたけどね。
英語だけじゃなくて日本語も読んでないべ?


(あれだけの長文は誰も読まないと思うが・・)
Commented by 696min at 2007-06-16 10:21
お~英語と日本語でこんなにも長いブログを書くなんて。すばらしい!!
Commented by kiwidream1997 at 2007-06-17 09:16
696minさん

お久しぶりです。
ちょっと長すぎでしょ。
こんなに長いと人は読む気にならないね。
Commented by wiscon at 2007-06-20 16:32
ご無沙汰です。お元気ですか?
ちょっと、今、分かったのですが、kiwiさん・・男性・・?!
ずっと女性だと思ってました。ごめんなさい。ぺこり。
いや、それにしては男前な方だなぁ、とは思っていて。(言い訳)
あー、びっくりした。そっかぁ、男性かぁ。
Commented by kiwidream1997 at 2007-06-20 18:57
wisconさん
どうもご無沙汰しております。
はい、お陰様で私は元気です。

は・・はぁ~ (・_・)
私はずっと男ですが・・
どうして女だと思ってました?
そして今どうして男だと分かりました?

はい、男前は生まれつきでしてこれは致し方ありません。
余りにも綺麗なんで女と間違われることも度々・・ (?)
Commented by wiscon at 2007-06-22 15:45
そうですねぇ。先天性の男前は、致し方ありませんね。素敵男子でいてくださいね。いつまでも。
女性だと思ってたんですね。696minさんのブログコメントで、知りました。いやぁ、そっか、男性かぁ。
ニュージー、いいですねぇ。行きたいです。
ではでは。
Commented by kiwidream1997 at 2007-06-23 06:21
はい、おっしゃる通り男前はもう男前以外にはなりえません。
私の場合は、ジャニーズ系です、はい。
若し、ジャニーズ事務所に応募したら直ぐ採用されると思います。
青井輝彦を直ぐ追い越すと思います。
はい、いつまでも素敵男子で女性の憧れであり続けます。
Commented at 2007-06-24 23:17
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kiwidream1997 at 2007-06-25 17:17
鍵米さん

ありがとうございます。
そちらに伺います。
Commented at 2007-06-27 08:49
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kiwidream1997 at 2007-06-27 17:58
鍵米さん

ありがとうございます。
安心しました。